堀田庭園(浩養園)
「浅草の対岸といえば、アサヒビールの金のモニュメントが有名。かつてここに、旧佐倉藩堀田家別邸の名園があった。古くは老中水野忠成の別邸。その後、佐竹邸、堀田邸となった。佐竹庭園、浩養園、堀田庭園、七松園 などの名で呼ばれた。1900年(明治33)、堀田庭園のある敷地を札幌麦酒が買い取り、その一角に東京工場を設置した。また庭園を利用してビヤホールを開業した。現在、アサヒビールのビルや墨田区役所となっている」ー『東京今昔散歩』p.74-75より。

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今では、大名屋敷の庭園が都内でも各地で公開されて一般客も入場できますが(水戸屋敷後の後楽園など)、明治時代は所有者は変わったものの、まだ多くの大名屋敷は一般人には公開されていませんでした。そのなかで、堀田庭園ははやくから一般に公開される日があったため、明治時代の東京市民にとってなじみ深い庭園でした。そのため、古写真も多く残されています。ここでは、『東京今昔散歩』のp.74で掲載したものとは違う角度から撮影された古写真を掲載しています。『東京今昔散歩』の堀田庭園の古写真と比べると、水位がやや低いようです。百年以上昔の撮影にもかかわらず、石や葉一つ一つが実に鮮明に写っています。水面に波がないのは、シャッター速度がかなり遅いためです。時代が下って行くと、シャッター速度が短くなってゆくため、水面の波も古写真に写るようになります。
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